3師会がレセプトオンライン請求の完全義務化撤廃で共同声明

3師会がレセプトオンライン請求の完全義務化撤廃で共同声明
http://insite.typepad.jp/shigakuinfo/2008/10/3-0f3d.html


医療機関を徹底的に追い込み,医療崩壊に拍車


日本歯科医師会(大久保 満男会長),日本医師会(唐澤 祥人会長),日本薬剤師会(児玉 孝会長)が10月22日,レセプトオンライン請求の完全義務化撤廃を求める共同声明を舛添厚生労働大臣に手渡した.

<共同声明主旨>

地域医療が危機的状況にあるなか,国は効率化の名のもと一方的に医療費の削減を押しつける目的で,レセプトオンライン請求の完全義務化を強引に推進しようとしいている.
本来,医療におけるITの活用は,医療の質の向上,医療の安全に資するものでなくてはならない.ところが,国はこれに鑑みることなくレセプト請求を例外なくオンラインに限定し,医療機関等に新たな投資と負担を強いようとしている.
レセプトオンライン完全義務化が進めば,医療機関を徹底的に追い込み,医療崩壊に拍車をかけることは明らかである.事実,日本医師会が行った調査によれば,医科では8.6%もの医療機関が廃院するしかないと回答している.

   3師会は以下声明する.

       記

1)レセプトオンライン請求の完全義務化を撤廃すること.
2)レセプトオンライン請求は医療機関の自主性に委ねること.